SDN
CCNA受験まであと1か月
今回は正答率の低いSDNについてまとめてみました。
SDN(Software-Defined Networking)
ソフトウェアによりネットワークを管理・制御するための新しい考え方と技術
用語整理
SDNを理解する上で、ルーターやスイッチの内部構造についての用語を知る必要がある
・データプレーン
ルーティングテーブルの検索、MACアドレステーブルの検索、パケットのカプセル化、非カプセル化、IEEE802.1Qのタグの追加、削除、NAT変換、フィルタリングなど、データ転送を行ったり、その際に必要な様々な処理を行う領域
・コントロールプレーン
データプレーンを制御する部分。ルーティングテーブルの作成、MACアドレステーブルの作成、ARPによるアドレス解決など。
・マネジメントプレーン
ネットワーク機器の構成・設定を管理する部分。直接的にデータの転送処理には関わらない。TELNET、SSH,SNMP、Syslogなどの様々な管理用プロトコルにより、機器の操作・管理機能を提供する部分。
従来のネットワーク構成ではそれぞれの危機上でコントロールプレーンとデータプレーンが動作し、機器を1つ1つ設定・管理する必要がある。規模が大きくなればなるほど機器の管理は複雑化し、容易ではなくなる。
これに対して、SDNでは、データプレーンの処理とコントロールプレーンの処理を分けて考える。コントロールプレーンで行う各種テーブル作成などの処理はネットワーク上に配置した、SDNコントローラで集約し一括で行う。
・SDNのアーキテクチャは以下の3つのレイヤに分かれている。
①アプリケーションレイヤ(SDNコントローラを操作するアプリ)
↕(N)ノースバウンドAPI
②コントロールレイヤ(SDNコントローラ)
↕(S)サウスバウンドAPI
③インフラストラクチャーレイヤ(ルータなどのネットワーク機器)
(N)ノースバウンドAPI REST API(RESTful API)
(S) サウスバウンドAPI OpenFlow、NETZCONF、RESTCONF、OpFlex